現代坐禅講義 只管打坐への道 (角川ソフィア文庫)
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坐禅とはなにか。その本質に迫る名著が待望の文庫化!
17年半にわたってアメリカのマサチューセッツ州ヴァレー禅堂で住持をつとめた著者が、道元禅師の言葉を引用しながら、わかりやすくその心を解説。
さらに骨格や身体のしくみから坐禅の方法を詳説し、坐禅に関するあらゆる疑問に明確な答えを与えてくれる。坐禅に興味があるすべての人の必読書。
さらに、各章に付随した 臨済宗僧侶、整体、ヨーガ、気功、身体感覚の指導者との対談が深みを添えている。
avashe.icon仏教思想についてはある程度読んだ、で座禅ってどうやるん?と思ったので
この本は特に曹洞宗の只管打坐について説明しており、ここでの座禅は只管打坐を指すことに注意
藤田氏は17年半アメリカのマサチューセッツ州ヴァレー禅堂で指導しており、現在は日本で活動中
どうやら(私もそうであったように)、座禅は瞑想とごっちゃにされがち
多くの人は瞑想状態によって得られるメリットを求めて訪ねてくるが、それは寧ろ悟りから離れていく態度
座禅はただ座る行であることから誤解した理解で誤解したまま続けていることが多く、その現状に警鐘を鳴らしている
差異を明示化するために本書は一旦各種俗説の否定から入る
座禅と瞑想は全く異なる
ヴィパッサナーなど
テクニックを上手くできているか、できていないかという価値基準で行じない
目標を立て達成するメソッドは作為に絡めとられ、無為を目指す仏教の考え方の真逆を行ってしまう
座禅は呼吸に集中するようなものではない